well.....
1999 年
【毎日新聞】が4月21日でNATO軍関係者が,米国が劣化ウランを使用しているこ
とを認めたという記事を流した.にもかかわらず,なんで劣化ウランが話題に
ならないのだろう?と思っていたのだが,日本の方の「自主規制」はまぁいい
として,アメリカはなんだ?と不思議に思っていた.どんな理由があるのだろ
うか? これだけとりあえずオンライン上に出回っているにもかかわらず..
.→劣化ウランinコソボ
1998 年
ひょっとしたら,核兵器廃棄への道筋で,一番議論を整理する必要があるのは日本
かもしれない.というのは,戦勝国アメリカとの関係を憂慮するあまり,原爆ある
いは核兵器を兵器あるいは戦争の延長として考えずに,なにがなんでも悪いモノと
しての核兵器として考えてきたから.これはこれで,道徳的に悪い兵器としての核
兵器という今日の国際社会の結論と一致しているようにはみえる.
これら個々人に向かって,聞いてほしいし,理解してほしいし,何か
を言ってほしいと,作者はそう語っているのだなと,私は平岡さんという人の
文章を読むたびそんなことをしばしば考えた.
11月16日月曜日
私は,どちらかと言えば,平和という言葉を好まない.平和とは何かよりも,戦争がない,の方がよりわかりやすく,不毛に陥らない事態なのじゃないかとの考えから.
何も起こっていない危機:起こっていない危機を回避するために日本が果たす先駆的役割
逆に言えば,核兵器を保存したい人々にとって一番やっかいなのは,普通の人が,
あの下にはオレがいるのか,に気づていしまうことである.ならず者説は,あの下には,
オレはいないことを大急ぎで知らせようとしている稚拙な説だ.
矛盾に満ちて出口のないアメリカとの関係線上にある自己を省みることをしないです
むのなら,アジア諸国での悪行三昧を認める方が,心理的にははるかにたやすいのじ
ゃないのか.
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被爆者が核兵器廃絶を願うというのは,普通に考えられているほどに普通のことで
あるわけではない.
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核兵器は,兵器である以上これは戦争の問題だし,一発ぶっぱなして,あるいは一発
持って他を黙らせるというやり方を是認するかどうかの,いわば道徳あるいは思想の
問題でもある.一つの国がそれをすれば,他も同じようにしたいとは限らないが,少
なくとも,互いにそうする権利はあるはずだ.
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この状況から出発して,核兵器を除こうというのなら,そこに必要な言葉は,私はそ
れを除くと決意している,ではないのだろうか.
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抑止理論は,核兵器に対する知識のある人たちにとって有効な考えだという指摘だ.
核兵器が恐ろしいことを知るから,核兵器を抑止しようとする.しかし,その恐ろし
さを知らなければどうだろう.そうして,その恐ろしさを人々はどうやって知るだろ
う.
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国連とか国際機関って,なんだか結局,自分たちに関係があるようでないことにして
おいた方が面倒のない機関なのだろうか?
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自衛隊という名前は,早晩廃れていくのだろうか.少なくとも,今でも,非日本人に
とっては,あれは紛れもなく,日本軍だ.それは別に日本の軍に対してだけ言われる
わけではなく,アメリカ軍も,国「防」省に統括されるところの防衛軍には違いない
が,非アメリカ人はそれを防衛軍とは呼ばない(アメリカ人も呼ばないだろうが).
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北朝鮮がミサイルを開発していたことを,まさか,今知ったわけではあるまいに,な
ぜ晴天の霹靂であるかのように驚き,なぜ予想を遙かに超えた事態であるかのように
騒ぐ人々は,
それで一体何をしようとしているのだろう?
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国際的である,国際人であることが,歴史から逃れてもいい通り手形のように扱われ
ているような気がしてしようがない.
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国連,国連というけれど,どれだけの人が国連が一体何をやっているのかを追っかけ
ているのだろうか?
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その後彼は広島を訪れる.そこで彼は,千羽鶴のおかれた小さな記念碑を掃除してい
るおばーさんに出会う.その瞬間,フランス大使館前でのことが脳裏をよぎり,署名
さえ手渡せずにと,彼は大声で泣いたのだそうだ.
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彼らは,核廃絶2000というプロジェクトの,それを支えるリーダーの欄に名を連ね
ている.これは是非とも核廃絶に向かって行動していただかなければならない.
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私たちは,被害を被った人々に,オンブにダッコのまま,人類共通の敵であるところ
の核兵器を廃絶しようとしている.