NAC(The New Agenda Coalition,新議案連合とでもいうべきか)とマレーシアが,国連総会に,核廃絶2000をゴールへと推進させるだろう議案を提出している.
NAC議案は,アイルランドの発案で,スエーデン,南アフリカ,メキシコ,ブラジル,エジプト,ニュージーランド,スロベニアの計8か国*1)の連合によって提出され,
核保有国に対し,
「個々の核兵器の早急かつ全体的な廃棄への明白な約束を提示すること,遅滞なく,それらの兵器の廃棄に結びつく終局交渉を誠実に遂行すること,従ってこれは,NTP(核不拡散条約)の6条における義務を達成すること」
を要求している. *1)この8か国は,1998年6月に,ストックホルムで,核兵器廃絶をめざす共同宣言をしている.新聞等では,非核保有8か国外相として伝えられていた.
マレーシア政府は,核兵器条約の早期締結に結びつくよう1999年に「多角交渉」を開始するよう要求している.
もし,ここにあなたの国が以下の支持国に載っていないのなら,草の根ネットを使って,国連でのこの決議に賛成するよう政府に手紙を送るように.また,もし載っているのなら,あなたの国の政府に感謝しましょう.
決議は,11月の2日から2週間開かれる総会で評決されます.時間はありません.
マレーシア,NACの提案は,廃棄2000というプロジェクトが1995年以来大きな進歩を遂げてきたことを証明することになります.核兵器を廃絶するための条約に今すぐ着手する交渉を,という私たちの要求は,今がその時だという考えとして,言っているのです.
それぞれの提案の支持国は以下の通り.
■マレーシア提案 Algeria, Bangladesh, Brazil, Brunei Darussalam, Burundi,
Columbia, Costa Rica, Ecuador, Egypt,El Salvador, Fiji, Ghana, Guyana,
Honduras, Indonesia, Iran, Iraq, Jamaica, Kenya, Lao People's Democratic
Republic, Lesotho, Malawi, Malaysia, Mexico, Mongolia, Myanmar, Namibia,
Niger, Nigeria, Panama, Papua New Guinea, Paraguay, Peru, Philippines,
Samoa, San Marino, Sierra Leone, Singapore, Solomon Islands, Sri Lanka,
Sudan, Suriname, Thailand, United Arab Emirates, Uruguay, Vietnam, Zimbabwe.(計46)
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